リサレイ・ヌール 収集より | リサレイ・ヌール 収集より | 1
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前書
ベディウッザマン サイド ヌルシーとは

ベディウッザマン サイド ヌルシー (Bediuzzaman Said Nursi)は1873年、トルコ東部にあるビトリス市のヌルス村に生まれ、1960 年にウルファ市でこ の世を去った。

彼は14という才の若さで当時の宗教学校(medrese)を終了したが、後に無類の記憶力と膨大な著作で有名になった。イスラムの神学(Kelam)研究の復活後、クルアーンとイスラムへの批判に答えるために、当時の宗教学者達と異なり、自然科学と数学と哲学など、ほとんどの知識を単独で勉強し、身につけた。イスラム宣教のために生涯を捧げた彼に対して「時代の驚異(ベディウッザマン)」の名前が与えられている。

彼はイスラム世界の衰退の原因はまさにその信仰(イーマン)の土台が弱まっているためであると確信し、唯物論者または無神論者が科学の名においてイスラム批判を行うことに対し緊急な信仰復活の必要性を強調した。

1925年に彼はトルコの西部へ流罪となった。彼は死ぬまで追放、投獄、いやがらせと迫害を受けた。これらの困難な時代にリサレイ・ヌールが執筆され、トルコ全体に普及したのであった。その中で彼は信仰の基本や近代的な人間のあり方についてクルアーンの言葉を通じて説明している。

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