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第22のことば

(第1部)

―アッラーの存在を快適な寓話で12のプルーフで示す



1-2

「慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名おいて」

アッラーは人々のために比喩(ひゆ)をあげられる。それは彼らに反省させるためである。

こんな例えを、我は人間に示すのは、おそらく彼らは熟考するであろうと思うからである。

ある日二人の男が尋常でない影響を受けて気を失ってしまった。目が覚めると不思議な世界に連れて来られたのに気づいた。その世界はすばらしく完璧ともいえる秩序で創られている、国、町あるいは宮殿のようだった。彼らは大変驚きあたりを見回した。そこは広大な世界で、整然とした国、申し分のない町であり、少しの別の見方をすれば、雄大な世界をすべて取りこんだ一つの宮殿ともいえた。

音がない