六つの小ことば | 六つの小ことば | 13
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兵役の好きな、荷物と武器を持っていった右の道を行く兵士は、だれの世話も受けることなく、だれに対しても恐怖のない心と良心とともに進む。そのうち、行き先の町に入る。そこでは、自分の義務をきちんと果たした、名誉のある兵士にふさわしい賞が与えられる。

さて、我儘で物欲的な我がネフス(魂)よ!注意しなさい。その二人の兵士、一人はアッラーの敬虔な僕べを象徴するのに対し、もう一人は反抗的で、自らの気まぐれに従う者を象徴している。その道は人生の道で、霊魂の世界から来て、カブル(黄泉)を通じて、来世へと続く。その荷物と武器は、イバーダ(アッラーに付従うこと)とアッラーを敬うこと意味する。イバーダは一見とても難しいことのように思える。しかし真実は説明のできないほどのやすらぎとやりやすさがある。なぜならば、イバーダを持つ者はその言動の中で、


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―アシュハドゥ アン ラーイラヘ イッラッラー―「私は、アッラー以外に神はないと証言します」という。つまり、「創造主と供給者はアッラーしか存在しない。良いことであれ悪いことであれ、全てはアッラーの贈り物である。

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