六つの小ことば | 六つの小ことば | 17
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ある時有力な支配者が二人の召使いに、それぞれ24枚の金貨を渡して2ヶ月間分かれた、砂漠の向こうにある素敵な農場に遣わそうと、彼らにこう言った。「そのお金を交通費や向こうの家に必要なものに使いなさい。ここから1日の所に駅がある。そこでタクシーや、船、列車と飛行機があって、持ち合わせの金額によってその乗り物に乗れる。」

この二人の召使いは支配者の言葉を念頭において旅に出る。その一人は幸福だったので、駅までの道のりで、お金を少ししか使わなかった。しかも彼はその支出したお金の中で主人が喜ぶようなすばらしい仕事をし、持っていたお金が1000倍の利益をもたらした。もう一人の召使いは不良だったために、駅に着くまで23枚の金貨をギャンブルや娯楽で浪費し、金貨が1枚しか残らなかった。幸せな召使いが彼にこう言った。「この長いたびで乗り物にも乗れなくなったり、食べ物を買えなくならないように残ったその1枚の金貨で切符を買いなさい。1枚の金貨では飛行機に乗ることはできないけれど、我々の主人は寛大であるし、おそらく彼はあなたに哀れみをかけ、あなたの誤りを許すでしょう。

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