第22のことば  | 第22のことば  | 15
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彼は疑いなく王の特使である。よく注意なさい、彼が話す言葉は、ただこの半島上の生物のみ聴いているのではなく、国のすべてが実に驚くべき方法で耳を傾けているのだ。近くの人も、遠くの人も、全ての人が、ここでのスピーチを聴こうとしている。それに耳を傾けているのは人間のみではなく、おそらく動物もである。さらに山々さえもが、彼のもたらした命令を聴き、大地さえも揺れ動いている。木々も彼が示す場所へ移動し、望んだ場所どこからでも、彼は水をもたらす。彼は、彼の指をカウサルの泉ように作り、そして、それらから飲み物まで与える。さあごらんなさい、この宮殿の雄大なドームの中にある大切なランプ(月のこと)は、彼の指示で2つに分裂した。それは、その存在全てと共に、この国が彼の公務をを認めていることを意味する。彼が幽玄の奇跡を解き明かすことのできる優れた真の通訳者であり、主の使者で、彼の守護を明瞭に伝える伝達者であり、彼の命令を伝える信頼できる特使であるということを知っているかのように、それらすべてが彼に注意して、服従する。彼が語った言葉を周りの知性あるすべての者達は「はい、そうです、そのとおりです。」と認める。いや、おそらくこの半島の山々、木々、そして全世界の国々を照らす巨大な光のランプ(太陽のこと)さえも、彼の命令に頭を下げ、「はい、そのとおりです。彼の語ったことはみんな真実です。」と断言するだろう。

従って、私の愚かな友人よ!その王自身の宝庫特有の千のしるしを携え、光り輝く、壮大で、重大な存在である奇跡を示す王に関して、また国中の進歩的な著名人たちが全知力をしぼって承認し述べている彼が語る王の属性と彼の伝える命令について、はたして矛盾や偽りを見出すことができるだろうか?これらのものの真実に反して何かあるならば、この宮殿やこれらのランプやこの共同体の存在も真実も両方を否定しなければならなくなる。もしあなたができるならならば、これらに反論して見なさい。残念ながら、あなたは、証明の力によって粉砕され、そして、あなたに投げ返されることを理解するであろう。

音がない