第22のことば  | 第22のことば  | 5
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第3の証明

こちらに来て、これらの動く芸術的作品[7]を見なさい。それぞれはまるでこの巨大な宮殿の縮小模型のように作られている。この宮殿にある全てのものがその作品の中にある。

いったい、この宮殿の主の他に誰がごく小さな我々の中にこの巨大な宮殿を収められるのだろうか。そして、小さな箱ほどの大きさのものの中に驚くべきことに全宮殿を含んでいるにもかかわらず、これらは無用であり無目的、またはただの偶然によることがありえるだろうか。

つまり、どんなに巧みに作られた仕掛けも、あの隠れたる主の紋章、刻印、あるいはさらに、使者、または宣言のようなものである。言葉ではない言語を通して「我々を創造したのは、この世界を容易に、同様に創造できる主なのだ」と語っている。

第4の証明

おぉ私の頑固な友人! 更に珍しいものを君に示そう。見なさい!この場所における全てのものは変化している。ひとつの状態で存続することはまったくない。これら生命を持たず、感覚もないものが、他をすっかり支配できるよう形作られている。まるで一つのものがその他を完全に支配しているかのようだ。たとえばこの機械[8]を見なさい。まるでそのように指示しているかのように、その装飾及び働きに必要な全ての物質が彼方からそれを目指してやって来る。あちらを見なさい。あの生命のない物質[9]は、まるで手招きしているかのようだ。それは自分より大きな物体を自分のために働かせ、あるいは自分のために貢献させる。

音がない