第22のことば  | 第22のことば  | 6
(1-18)

同じ方法で更なる類推をしてみなさい。もしその隠れたる主の存在を受け入れなければ、石や土や動物など、全てのものは、主の所有する全ての技術や芸術をそれ自身に帰さなければならない。驚異的な機能を持つ一つの存在の代りに何千万というものを受け入れなければならなくなる。そして、それらは双方共に対立しあい、または類似しあい、あるいは独立した存在であるから、そのために混乱を引き起こす。二人の町長がいる村、二人の市長がいる市、二人の主がいる国、つまり二人の指導者が存在する場所にば混乱が起きて無秩序になる。従って、無限の絶対的支配者を考えてみたらどうだろうか。

第5の証明

私の疑い深い友人よ! この広大な宮殿に刻まれたものを注意深く見なさい。この町の全ての装飾と秩序を見、そして、この世界における全ての芸術作品について熟考しなさい。

見なさい。これらは無限の奇跡、及び、技術を所有する隠れたる主が為されたものでなく、盲目的な偶然、聞く耳を持たない自然、及び、非意識的な原因によるとしたら、この土地の全ての石や植物は、まったく驚くべきことに、何百万もの芸術作品を1つの銘文に入れ、一つの文字の中に1,000冊の本を書くことができることになる。なぜなら、例えばこれらの石[10]の上に刻まれたものを見なさい。各々の石に、宮殿の全体の記録、及び、町を統治するルール、国全体を組織するための方策が記載されている。これ らの刻印を作ることは一つの世界を作るのと同様である。そのため、一つ一つの碑文、芸術作品は、隠れたる主の宣言、及び、紋章である。

音がない