六つの小ことば | 六つの小ことば | 21
(1-32)

「本当にアッラーは,主を畏れる者,善い行いをする者と共におられる。」

礼拝をすることや大きな罪を避けることは、どれほどの人間の義務であるか、人間の性質に適切しているかを知りたければ、以下の話を参考にしなさい。戦争中、ある部隊に二人兵士がいる。1人は教養のある、良心的な、もう1人は未熟で自己の欲望の奴隷である。良心的な兵士は訓練や戦に注意を払い、食料や軍隊に必要なものに関して不安を抱かない。なぜならば、食料や軍需用品の共給、病気になったときに適切な治療をすることが政府の義務であると分かっている。

彼の本業は国のために訓練に参加することや国のために戦うことだと知っている。また食糧の供給などの仕事にも参加し、鍋などを洗うといった台所仕事の一部も行う。

- 「何をしているのか」と聞かれると、

- 「国の雑用の一部を行っている」と答える。自分の生活費のために働いているとは言わない。

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