六つの小ことば | 六つの小ことば | 23
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おお、私の怠惰なネフス(魂)よ。その危険な戦場は、混乱したこの世の生活を象徴している。いくつかの部隊に分けられた軍隊は、人間の社会の象徴である。その部隊は今世紀のイスラーム社会を象徴する。2人の兵士に関して、1人は信仰深くまじめななムスリムで、罪を犯さないために、自己および悪魔と戦う良いムスリムである。もう1人は、我々に絶え間なく様々なものを授けて下さるアッラーを無視し、多くの罪を犯し、まじめに祈りをしない人である。訓練は、礼拝やその他祈りの象徴である。戦争は悪魔に対して心や精神を守り、地獄に落ちないようにすることの象徴である。言及された2つの義務のひとつ、生命の創造と存続は創造者=アッラーのみの責任である。別のひとつは我々の義務でアッラーを完全に信頼することである。最も輝かしい芸術的な奇蹟である生命を創り、食料を与えその生命を支えることができる存在はアッラーだけである。それを証明することとして最も弱く単純な生物は、魚や果物にいる虫など最も良いものを食べられる生き物であることである。また赤ん坊や動物の子といった、最も力のない、生き物は最も良い食料を得ることができることである。

食料を得る機会は、力や食性の問題ではなく、弱さによって生ずる問題であることを理解するために、魚とキツネ、赤ん坊と野蛮人、植物と動物を比較することで十分だろう。

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