六つの小ことば | 六つの小ことば | 24
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生活の為に礼拝をやめる人は話の中のあの兵士に似ているように、自分の任務を無視し、なにも食べられないと恐れて前線から逃れ、市場の中をうろつきまわる。対照的に、礼拝を行った後に大地-最も気前の良い供給者の慈悲の台所-から食料を求めることは立派な祈りの一種である。

さらに、人間がアッラーにイバーダをするために創造されたことを人間の性質や人間の精神的な世界が示している。人間の単なる肉体的な力や、現世の生活に必要な能力に関する限り、人間は小さな雀よりももろい。しかし人間の知識、必要性、願いそして信仰-精神的生活や来世での生活に必要なもの-に関して言えば、人間は全ての生き物の王であり指揮者である。

おお我が魂よ、君が現世を目標とし、そのために働く限り、ツバメほども自らの問題を管理することのできない、ただの兵士になってしまう。しかし、もし来世を目標とし、人生を来世のための準備として考え、それに応じて振る舞えば、動物王国の王や全能なるアッラーに愛され、祈りを唱える僕べ、現世において栄誉を授けられ尊敬されるアッラーの客人になるのである。

さて君には2つの選択肢がある。2つのうちのどちらとも選ぶことができる。慈悲深い中でも最も慈悲深きものに、アッラーの道での成功と導きを求めよ。

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