六つの小ことば | 六つの小ことば | 27
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もし、私に売らないのなら、見ている通り誰もが自分の物を守れない。手元から離れて行く。無駄にもなり、高い値段も得られない。しかも、その本来なら高い値段が着く機会などが略奪され、実際の価値を失うのである。しかも、経営と維持の面倒だけが残る。しかも、最初は私が貸してあげた土地だから、それをちゃんと守れなかったから罰される。ほら、五つの段階に五倍の損。

しかも、私に売るということは、私の名で管理することになる。価値のない奴隷より、高尚なスルタンの自由を持つ兵士になる。」

このメッセージを聞いてから、二人の中からしっかりしている方がこう言った:

- 「畏まりました、お売りすることが光栄です、どうも有難う御座いました。」

もう一人は傲慢で、偉そうに形をつけて、まるで永遠にそこに住めるかのように、世の中で起きていることを知らずにこう言った:

- 「いやだ。スルタンって一体何者だい。俺は自分の土地を売って、今の極楽を失うようなことをしない。」

少し時間たったら一番目の人が、誰もが羨ましいと思うような位置に上がった。スルタンの優しさを頂いて宮殿で幸福に過ごしている。もう一人は皆にかわいそうに思われ「自分で選んだ道」だと言われた。何故なら、自分の間違いで幸福と財産を失って、しかも罰を与えられている。

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